ツービート、紳助・竜介…「漫才ブーム」傑作ネタ! (5/6ページ)

日刊大衆

きよし ジャストミート?

たけし 野球を知らなかったらチップで済んでたろ。

きよし もういいよ!

「老人をいじめるようなブラックジョーク、“赤信号、みんなで渡れば怖くない”などの交通標語パロディによるネタは“毒ガス漫才”と呼ばれるようになります。世間に斜めに斬り込んでいくスタイルで、若者から絶大な人気を獲得し、ビートたけしは時代の主人公になりました」(西条氏)

 茶の間を爆笑させた標語ネタは、「狭い日本 急いでいけば早く着く」「指紋拭く 心のゆとりが身を守る」と、どれも放送コードギリギリ。特に老人には、

たけし 来年は法律が変わって80歳以上は死刑になりますからね。

 など、容赦なし。また、朴訥な感じの相方・きよしを茶化すネタも定番だった。

たけし こいつは田舎もんですからね。大変ですよ。山形出身でね。

きよし そう。山形なの。

たけし 東京に来て初めて人を見たんですからね。

きよし そんなわけない!

たけし 飛行機が飛んでたら、みんな家から出てきて拝んじゃって。

きよし 拝むか!

たけし どんな飛行機でも「B-29だ!」って、

きよし よしなさい!

たけし この間はパスポートの写真に、七五三の写真貼っちゃって。

きよし 嘘つけ!

たけし「NAME」のところを「なめ」って読んで、舐めちゃって。何も出てこないから、「スカ」だって。

きよし バカ!

たけし 性別のところに「大好き」って書いちゃったんですからね。

きよし 書かないよ!

「ツービートは、先代が作り上げたフリがあってオチがある漫才を壊したんです。楽屋でも俺らは博打をやっていたけど、たけしは本を読んでいて一人だけ異質な存在でした。短い期間で漫才をやめたのも、彼の頭の良さだと思いますね」(おぼん師匠)

 西条氏は、漫才ブームが終焉すると“個”の時代に移行し、現在のバラエティ番組の基本形ができあがったと指摘する。

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