元ヴィジュアル系バンドマンに聞く「令和のセカンドキャリア論」 #この会社の片隅に (4/6ページ)

マイナビウーマン

自分が職業を変えたとしても、前の僕を応援してくれていた人たちが「今も応援していてよかったな」と思える仕事をしなくちゃいけない。表舞台に立っていたからこそ、なおさらその責任は僕自身に乗っかっていると思ってます。

みんな人生かけて応援してくれたのに、その人たちの前から消えるなんて失礼すぎる。だから、消えちゃいけない人生を送るべきなんです。美容業もそうだし、お店もそうだし、僕が手がける化粧品もそう。一生発信していかなきゃだめだなって。

そんなふうに言ってもらえて、今全世界のバンギャが救われましたよ。きっと。

■辞めてから古巣に戻るのも恥ずかしいことじゃない

消えちゃいけないと言えば、ν[NEU]は2020年の1年間、バンド復活を発表していましたよね。新型コロナウイルスの影響で、残念ながら今は中止になってしまいましたが……。

正直、復活はしてもしなくてもよかったんです。ν[NEU]は完結していて、確実に一度死んだバンドだから。

でも、今はもうメンバーそれぞれの仕事があって、全員が独り立ちしているからこそ、満場一致したのが「わくわくしたい」ってこと。お金が欲しいとかじゃなくてね。お金は普通に働いて稼いでいるので(笑)。大人になって集まった時、また5人で面白いことやりたいねって。

大人がわくわくしたいっていう感覚、素敵ですね。でも、少しだけ意地悪な質問をしてもいいですか? どうぞ。

一度辞めた古巣に戻るって、ぶっちゃけ「ちょっとダサい」と思ってしまう感覚ありません……?

というのも、あーりんの後輩がベンチャー企業に転職して頑張っているんですけど、やっぱり元の会社に戻りたいらしくて。でも、格好がつかないからって躊躇しているんです。その姿を見ると、働くフィールドを変えることには慎重になっちゃう。

僕自身、昔は正直かっこ悪いと思ってました。解散したくせに、もう別の仕事を持ってるくせに、「復活バンドって何なんだよ!」って(笑)。中途半端という印象が強かったんですけど、いざ自分がその立場になってみると景色が違いました。 それは、どう違ったんでしょう。

当時の人間と今の人間って別物なんです。

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