元ヴィジュアル系バンドマンに聞く「令和のセカンドキャリア論」 #この会社の片隅に (5/6ページ)
だって、あの頃やろうとしたことなんて今できるわけないし、同じことの再現は無理なんですよ。感情も違うし、大人になっちゃったから。だから、形式上古巣に戻るように見えるかもしれないけど、やってることはまったく別だと思うんですよね。
変化してスキルアップしている自分がいるからこそ、結局は新しいことになる。そこを恥ずかしいと思う必要はないんです。恥ずかしいと思うことが恥ずかしいですよね、逆に。
そっか、そうですよね。何だか勇気が出てきた。 あ、でも一つだけ注意しておくべきことがあります。 お、何ですか?昔の環境を期待して戻ることはだめ。よく言う「居心地が良かったから戻る」ってやつです。
だって、当時の雰囲気を期待して戻ったとしても、絶対前と同じわけがない。自分が変化した分、周りも変化しているんです。
当時の続きをしたいとか、それを再現したいとかっていうのを期待しちゃったら、多分またしんどくなる。何が言いたいかというと、変化した自分も相手も受容して、そこで新しく得たスキルを発揮できるなら、古巣に戻ってもいいんじゃないかってこと。
戻りたいと思っている人の半数は、「居心地が良かったから」っていう理由な気がする。そういう状況では、古巣に戻ってもうまくいかないぞ、と。ヒィロさんのセカンドキャリア論、超納得です。僕はν [NEU]を辞めた時、周りを裏切って一回死んだんです。2100人が集まって泣いてくれた解散ライブは、僕にとって葬式みたいなもんでした。だから、今は第二の人生を生きてる。
一回死んだ人間は強いんです。今の場所でそう思えた時、次はきっと自分なりのセカンドキャリアに進めるんじゃないかな。
首の皮一枚、失敗しまくりながら編集部で働いてきたあーりんも、もう社会人6年目。30歳を目前に、多くの同僚がキャリアを変えていった姿を見てきた。その度、「私も転職考えないとまずい?」なんて焦ってビジネス書に手を伸ばす。
どっかのお堅い専門家が書いたセカンドキャリア論を読んでもちんぷんかんぷんだったけど、あの頃大好きだったバンドマンの話はすとんと腑に落ちた。
そうして、たどり着いた答えはこれ。