「逆ギレする人」の本当の心理 (6/6ページ)
こちとらフリーランスの野良作家だから炎上しても平気だし、腹にダイナマイトを巻いてぶっこめる。
むしろ困るのは、社会的地位や失うものが多い相手の方だろう。ツイッターのような、言い返しても直接殴られないツールが普及したのはすばらしい。
8年前の私は「生霊の飛ばし方」でググって「ペットボトルを使った手軽な呪い方」とか試そうかと思ったが、さすがに平安過ぎると思ってやめた。
そこで「風評被害を流す」という戦国時代の忍者みたいな作戦に出た。
風評じゃなく事実であるが、「ありのまま起こった事を話すぜ!」と会う人全員にO議員の件を言いふらした。
すると新聞記者や地元のメディアの人々から聞くのは「あの議員、最低最悪ですよね! めちゃめちゃ評判悪いですよ」とそもそも悪評しかなかった。
そして数年前、地元のバーのマスターから「泥酔したOに店のトイレを壊された」という話を聞いた。「弁償してほしいと連絡したけど無視されたんですよ」という言葉に「そんなボケナスでも議員になれたんだもんなあ」と暗澹たる気持ちになった。
現在のOは政治家ではなく、金持ちの民間人として暮らしている。「ブッ殺すと心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ!」とプロシュート兄貴(※4)も言っていたのに。
(※4)プロシュート兄貴/『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の登場人物。弟分のペッシに「オメーはマンモーニ(甘ったれのママッ子)なんだよ」と説教をする。
結局、私は何の行動も起こさなかった。あんなおっさんにもう関わりたくない、不愉快過ぎる記憶だから忘れたい、という気持ちがあったからだ。
でも結局忘れられないし、後悔するぐらいなら戦えばよかった。俺は弱虫のマンモーニだ……と悔やんでいたら、弁護士の女友達が「一人で戦うのは難しいよ」とアドバイスをくれた。
「一番大切なのは、味方を作ること。例えば職場でセクハラやパワハラを受けた場合も、周りに相談して協力を求めてほしい。加害者に対して第三者が『それ駄目ですよ』『やめた方がいいですよ』と注意するのは、すごく効果的だから」。
「精神的に追いつめられるので、孤立するのが一番良くない。だから味方を作って戦って、それでも改善しなくて困った時は弁護士に相談してほしい」。
皆さんも「味方を作って戦う」「弁護士さんに相談だ!」とメモってほしい。今ならマスクに油性ペンで書くのもいいだろう。
私も自粛でヒマなので、ステイホームで怒る練習に励みたい。かつ、強い女性キャラをお手本にして「いらないのは右と左のどっちの睾丸?」とイメトレしたいと思う。
(文:アルテイシア、イラスト:若林夏)
※次回の#女子を困らせる人は「愚痴を言う人」。6/22(月)公開予定です!