【コロナ後に行きたい世界遺産】幻想世界に息を呑むドイツ・アーヘン大聖堂 (2/3ページ)

アーヘン大聖堂が歴史上重要な意味をもつ理由。
そのひとつに、600年の長きにわたり、30人以上の神聖ローマ皇帝がここで戴冠したことが挙げられます。歴代皇帝の戴冠式が行われ、カール大帝の墓所にもなっていることから、アーヘン大聖堂は「皇帝の大聖堂」とも呼ばれているのです。
見る角度によって大きく印象を変える外観は、実に複雑。力強さと華やかさを併せ持つそのたたずまいは、「ドイツ初の世界遺産」の称号にふさわしい貫禄に満ちています。

アーヘン大聖堂は、外観のみならず、内部もきわめて特徴的。
現在のドイツには、ロマネスク様式の聖堂やゴシック様式の聖堂や教会が数多く残されていますが、ゴシック様式が確立されるよりも前に建てられただけあって、アーヘン大聖堂からはほかの大多数のドイツの聖堂や教会とはまったく異なる印象を受けるのです。
黄金のモザイクで彩られた高い天井に、ビザンティン文化の影響が強く感じられるアーチやモザイク…「ドイツの大聖堂」のイメージを覆すような、オリエンタルな香りのする壮麗な空間に息を呑みます。


天井や壁面を多く黄金のモザイク画は、驚くほど精緻。その繊細さと鮮やかさは、ずっと眺めていたくなるほどです。