「貴乃花との仲は?」テリー伊藤×花田虎上対談「連絡先も知らないんです」 (1/4ページ)
弟・貴乃花とのコンビで相撲界に「若貴フィーバー」を巻き起こした、三代目若乃花こと花田虎上氏。引退後はタレントとしても辣腕を振るう元横綱が、天才テリーとぶつかりトーク! この対談に水入りはない!
テリー 花田さんが引退後、親方になって部屋を持っていたらどうだったのかな、とよく考えるんですよ。弟さんは、不器用なところもあったので夢半ばになりましたけれど。
花田 そうですね‥‥もし僕が親方になったとしても、横綱になるような強い力士を育てたいとは思わなかったです。大学の応援団出身の人たちって、企業が喜んで採用してくれますよね。たぶん、僕は横綱よりもそういう人材を育てたと思います。もっとも、ずっと相撲協会にいたら、僕はもう生きていないかもしれないですけど。
テリー それはどういうことですか。
花田 体はボロボロでも、どうにか心を保つことで今まで生きてきたんです。たぶんあの中にいたら、心もボロボロになったんでしょうね。
テリー 相撲協会という場所に、花田さんの一生を捧げるほどの魅力がなかったということですか。
花田 魅力がないというより、僕を生かすことができない場でしょうね。
テリー 花田さんを生かせないのは、例えばどういう点においてですか。
花田 ひとつのことを極めることは大切だとは思うんですが、逆に新しい要素を加えていくことが難しいんですね。僕なんかはエンターテインメントが好きなので、例えば土俵の上にスクリーンを入れて見やすくするなど、ショーアップする要素をもっと入れたい。今はいろんな国の人が見に来るようになりましたし、そういう楽しさを加えてもいいかなと思っていたんですが、そういう目線はなかなか受け入れてもらうことはできませんから。
テリー 伝統と革新の対立か、なるほどね。