UFOに強制着陸されたスペイン民間旅客機。世にも奇妙なUFO事件(1979年) (6/6ページ)
政府は、金星など星の通常の現象、遠くの化学工場の光など、懸命に苦し紛れの説明をしようとしたが、ベテランクルーがそろいもそろって全員誤認するなどありえないことのように思えた。
パイロットのカマラの戦闘機の計器がきかなくなった件は、なんらかの強力な電子兵器によるものとほのめかされた。こうした兵器は、当時、このエリアで米軍第六艦隊が行った軍事演習で使われていたという。
だが、パイロットはこの可能性を完全に否定。米軍の艦隊がいた場所は遠すぎるし、こうした妨害が発生したのは、パイロットが正体不明の飛行物体を追撃しようとしたときだけだったからだ。
目撃者たちのこうした主張にもかかわらず、公式の説明はいまだ滞ったままで歯切れが悪く、スペイン軍、政府、巻き添えになった航空会社は、この事件全体をまともにとりあわないようにし続けている。
しかし、当事者であるパイロットや、事情がよくわかっているベテラン飛行士たちは、このまま捨て置くのは間違っていると主張している。
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とても奇妙な事件だ。これはただの錯覚なのか、本当にUFO、あるいはUAP(未確認航空現象)なのか、それとも軍による秘密実験なのか?
マニゼスUFO事件の答えを探り出そうとして、多くの説が生まれたが、UFOに着陸を強いられた民間旅客機の唯一の例として相変わらず語り継がれている。
References:Manises UFO incident / mysteriousuniverse/ written by konohazuku / edited by parumo