プロ格闘技団体最長の歴史を誇るシュートボクシングが決めた“覚悟” (3/7ページ)

日刊大衆

選手たちにもできる限り直接連絡を取って、『必ずイベントは再開するから頑張ろうな』と声をかけるようにしています」

海人(右)。現在、日本スーパーライト級王者で、S-cup2018では世界王者に 海人(右)。現在、日本スーパーライト級王者で、S-cup2018では世界王者に

 その一方で、「無観客試合」の開催は考えていないという。

■いまは我慢の時

「ウチの場合は、選手たちに聞いても『無観客でもやりたい』という選手はほとんどいなかったんですよね。たぶん、『観客がいないところで試合をする』という感覚がピンと来なかったんじゃないかと思います。『それだったら、再開できるまで鍛えておきます』という反応が多かったんです。実家暮らしの選手も多いですし、自分がウイルスの媒介者になるかも知れないと考えてきちんと自粛を選択した彼らは、手前味噌ながら素晴らしいアスリートだと尊敬します。

 運営側としても、ペイパービューとかですぐに数字を期待できるものならいいでしょうけど、そんなに簡単なものではないことがわかっていますからね。それにも移動が伴うし、その中で感染者が出てしまったら無観客試合ですらできなくなってしまいます。エンターテインメントに携わる団体として、野球やサッカーなどのメジャースポーツはもちろん、ミュージシャンなどのライブイベントがいつ始まるかがなかなか決まらなかった状況の中で、格闘技だけ『背に腹は代えられない』と足並みを乱す行動を取ることは、ウチの方針的にも応援してくれるスポンサー的にもマイナスですし、やっぱり格闘技って……というレッテルを貼られかねないなと。

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