コロナの時代のMMA、長南亮は新しい時代の確立に踏み出している (5/6ページ)

日刊大衆

RTO2と同じで、動き出すことで得られる経験があるはずです」

 格闘技界が成り立つには、人材の育成は欠かせない。そのためにトップ選手だけでなく、これからの選手、アマチュアという層が試合に出ることが不可欠となってくる。TTFC08のPIA LIVE STREAMには、家族や友人も応援に駆け付けることができない大会が運営費を如何に捻出するのかという着眼点を持った試みというわけだ。

 さらに長南は言葉を続けた。「金を出して格闘技を観る。この習慣がなくなるとコロナが終息しても、格闘技は立ち行かなくなりますから。誰もやらないから自分もやらないでいると、これまでの人生を否定することになる」とやや強めの口調で話すと一点、長南は静かに語った。悲観的になることも、荒ぶることもなくーー。

「今年の2月までのように会場にファンの人たちが大勢来てもらえる格闘技は、1年や2年は開けない。3年は掛かると思っています」

 あの日、桜井という相手を前にして現状打破、破壊を試みた長南亮は今、新しい時代の確立に踏み出している。これぞ活殺術。殺法と活法は表裏一体、破壊してきた長南だからこそ確立も可能なはずーー『俺だってできる』ではなく、『俺たちはできる』。そんな言霊が、コロナという難敵を前にした彼の言葉には宿っていた。

(取材・文=高島学)

『TTF CHALLENGE 08』

チケットぴあ初のスポーツLIVE STREAM中継。メインでは空道で2連覇の実績を残す岩崎大河がヒカルド・スープリスとのMMAデビュー戦に挑む。動画視聴はチケットぴあマイページ内の購入履歴詳細内のリンクからのみ可能で、大会後1週間は追いかけ再生が可能。6月5日(金)チケット発売予定。

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