天才テリー伊藤対談「喰始」(4)昔の僕、そんなにひどい人でした? (1/2ページ)

アサ芸プラス

天才テリー伊藤対談「喰始」(4)昔の僕、そんなにひどい人でした?

テリー もし今、WAHAHA本舗がなくなったら、喰さんはどうやって生きていきますか。

 僕は寂しがり屋で、一人で生きられないタイプなんですよ。そもそもWAHAHAを作ったのも、自分の家に5~6人いた居候が全員いなくなった時、あまりの寂しさに「このまま一人でいると自殺するな」と思ったからですから。

テリー えー、そんな理由だったんですか。

 だから、もしWAHAHAが解散したとしたら、僕はもう一回「この指止まれ」をやりますね。誰か1人でも、こんな俺と「やりたい」と言ってくれる人がいれば、一緒にやります。

テリー へぇ~、それはけっこう意外な答えですね。

 そう? それこそテリーさんも社長業やタレント業があって、お店もやっていると思うけど、今みたいな状況でそれが全部アウトになったらどうするの。

テリー いや、まさにその気持ちがあったから、喰さんに聞いてみたんです。

 だってさ、70歳を超えた男が「この指止まれ」って言っても、普通は「いやぁ、もういつ倒れるかわからないから」って寄って来ないじゃないですか。それでも寄って来てくれるならば、よほど僕のことを信用してくれていると思うんですよ。

テリー 喰さんはクリエイターだからそれができると思いますけれど、例えばサラリーマンの人は、退職して肩書も名刺もなくなった時に「この指止まれ」はできないんじゃないですか。

 いやいや、信用できる人間関係は麻雀友達でも釣り友達でも、何でもいいんですよ。とにかく「こいつには何でも言える」という人間関係を作っておかなきゃいけない。それは今からでも遅くないと思うんですよ。テリーさんもディレクターでバリバリやっている頃って、部下もいっぱいいたけど、ひどい人だったじゃないですか。

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