何も知らないまま社会に放り出され…プロ野球選手の引退後にひそむ地獄 (4/5ページ)
ロッテのOBでも飲食店をやっている人はたくさんいますけど、10年以上続いているのは僕が知る限り一人だけです。いつも言っているんですけど、「俺はラーメンが大好きだから、こだわりにこだわったラーメンで自分の理想の店を作りたい」くらいの気持ちがあるなら成功する可能性があると思います。それか、ずっとお店にいて「元プロ野球選手に会える店」として「顔」で商売するとかね。でも、単にメシのタネとしてやってうまくいくほど世の中甘くないですよ。
――里崎さんは現役時代から引退後のことを考えていましたか?
里崎:いや、どうなるかわからなかったです。プロ野球という名の「動物園」にぬくぬくと住ませてもらっていた身でした(笑)。
ただ、どうなるかわからないということはわかっていたので、死ぬまで困らないくらいの貯蓄はしていました。それがあるから今何でもできるんです。
――お金があって気持ちに余裕があると、いろんなことにチャレンジできるというのはよくわかります。YouTubeの「里崎チャンネル」もまさしくそうですよね。
里崎:そうですね。誰に嫌われてもいいし、最悪仕事がなくなっても生きていけるっていうのが、今の自分の軸になっているところはあります。僕の仕事なんていつなくなるかわからないですからね。
その意味では今はYouTubeっていういい武器を手に入れたなと思っています。野球解説にしても何にしても、僕らの仕事って基本的に「受け身」で、仕事が来るのを待つしかない。でも、YouTubeで情報を発信するのは「攻め」じゃないですか。持っている情報を勝手に発信できて、あとは世の中に受け入れられるかどうか、というところなので。
――里崎さんの考える2020年のプロ野球の見どころを教えていただければと思います。