タロットカード占いにハマる人が続出中、タロットの歴史と現代における役割 (1/4ページ)
タロット占いの人気が復活 / Pixabay
最近海外では、タロット占いにハマる人が続出中なのだそうだ。普段は信仰心を持たない人でも、困ったときは神頼みするように、終わりの見えない新型コロナの影響は我々のメンタルに多大なる影響を与えており、不安になった多くの人たちが、未来を占うタロットカードにハマるのは不思議なことではない。
これは疑似科学の再燃だろうか?そうではない。不安を抱える現代人にとってタロット占いは、不確実な事象を根本から見つめなおし、現実と折り合いをつけるための創造的な手段なのだ
ここではタロットカードの歴史と、各時代におけるその使用方法をのぞいてみよう。
・タロットカードとは?
タロットカードは、通常のトランプカードと同様、4つのスート(マーク)をもつ78枚のカードセットがもっとも一般的で、その内訳は1から10までの数札、4枚の人物札をスート(マーク)とした4スート56枚の小アルカナと、神話上の人物や、"死"や"魔術師"などの原型を表わす22枚の大アルカナに分けられる。
マルセイユ版タロットや、エッティラタロットなど、カードの数や絵柄の違う別の種類のものもある。
こうしたタロットカードの違いは、その人がなにを求めているかによってそれぞれ意味が異なってくる。オカルト的な意味合いや危うい詐欺であることもあれば、癒しの形、実用的なアドバイス、ときに娯楽のためのものでもあった。

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・対となるふたつの神話
タロットの歴史にはふたつの神話がある。ひとつは、18世紀から19世紀のフランスで神秘主義者たちによって普及した前向きで建設的なもの。