城が欲しくば力で奪え!戦国時代、徳川家康と死闘を繰り広げた女城主・お田鶴の方【中】 (4/5ページ)
前室の子)らと身を寄せ合っていたことでしょう。
継母を励ます辰之助。毅然と振る舞っているつもりでも、まだ鎧に「着られている」あどけない少年(イメージ)。
「継母上がたは、この辰之助がお守り致しますゆえ、ご案じ召されるな」
「辰之助殿……」
籠城戦も長期に及び、両軍に疲労の色が濃くなって来たころ、連龍は今川方に矢文(やぶみ)を射放ちました。
「此度の戦はあくまで讒言によって被りし冤罪に対し、一時の急難を防がんがためであり、主君に対する遺恨などさらさらない。一刻も早く身の潔白を証明し、終生二心なく忠義を全うしたい(大意)」
要するに無実の主張と和睦の申し出であり、これを受け取った氏真は、家臣たちと相談します。