踏みにじられた貞操…戊辰戦争で活躍するも、敵の手に落ちた神保雪子の悲劇【中】 (3/6ページ)

Japaaan

戦場から離脱する徳川慶喜。長谷川貞信「徳川治績年間紀事 十五代徳川慶喜公」明治時代

これを見た会津藩の一同は「腰抜けの修理めが、軍事奉行添役でありながら、御殿をそそのかして撤退せしめたに相違あるまい!」「いや、そもそも鳥羽・伏見の敗戦は、あのような者がおったからじゃ!」……等々、修理を極刑に処するべしと声を荒げます。

戦場に取り残された父・神保内蔵助利孝(じんぼ くらのすけ としたか)や、義父・井上丘隅(いのうえ おかずみ。雪子の父)らと一緒に命からがら帰還してきた修理は、会津藩によって捕らわれてしまいました。

必死の助命も虚しく……孤立無援の中で神保修理が切腹

「あぁ、何と言うことでしょう!」

会津の国許で夫の帰りを待ち焦がれていた雪子は、修理がいわれなき罪を負わされたとの報せに、身を引き裂かれる思いでした。

「誠実一途なあの人の事です、きっと理由があるに違いありません……どうか、どうか夫に面会させて下さいまし!」

修理が拘束されている江戸の和田倉上屋敷へ行かせて貰えるよう願い出た雪子でしたが、いかんせん非常時でもあることから、願いは聞き届けられません。

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