家督が継げなきゃ自力で家を興す!関ヶ原で活躍した信長の甥・織田長孝の武勇伝【下】 (2/5ページ)
「敵将・戸田内記、織田河内守が討ち取ったりっ!」
これで二つ目。死闘の末、戸田内記の首級も上げた源二郎主従(イメージ)。
初陣で二将を討ち取る大手柄に、父もさぞやお喜び下さろう……凱旋後、意気揚々と首実検に臨んだ源二郎でしたが、半右衛門の首級を前に、多くの東軍武将たちが涙を流していました。
それもその筈……この半右衛門、西軍は元より東軍の諸将と交友が深く、父や(家来が首級を奪おうとして、源二郎の家来と相討ちとなった)津田信成とも仲が良かったそうで、広く声望を得ていたことが判ります。
(何じゃ、これでは討ち取った儂が悪者みたいではないか……とは言え、討つも討たるも戦さの習いなれば、もはや詮方なき事じゃ……)
さて、気を取り直して首実検は執り行われ、「半右衛門を討ち取った槍が見てみたい」という家康の所望によって源二郎の槍が披露されます。