トマトが発する電気信号を数学モデルで分析。菌を媒介して仲間に合図を送っていた(米研究) (3/4ページ)
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・菌を媒介すれば異種植物のコミュニケーションも可能に
このトマトの実験からは、同種間でのコミュニケートは確認できた。だが、菌根菌網を介せば、同種だけでなく、異種間でも互いに電気信号を送ることができる可能性はありうるという。
この電気信号のやりとりで、どのようなメッセージが送られているのかはわからないが、受け取った電気信号を認知している可能性は、この実験の見通しの想定を超えていた。
「やりとりされ、植物が受けとった電気信号の認知プロセスの研究は、まだ未完です。また、植物間のこうした電気信号のやりとりは、空気中でも可能なのかという疑問もあり、さらに掘り下げて研究していく必要があります」
この研究は『Communicative&Integrative Biology』(2020年5月)に掲載された。