「大卒」が「高卒」と偽って懲戒免職!前代未聞の「学歴詐称」はなぜ起きた? (2/2ページ)
そういったものが背景にあった可能性は十分考えられますね」
時代背景を鑑みて、ネット上には《本来罰せられるのはこの職員でなく、団塊世代の“大卒”を前提とした採用ビジョンやいつまでも雇用問題を放置している日本政府だと思う》という意見も少なくなかった。
「最近になり、政府は突如として『氷河期世代の救済』などと言い始めましたが、不景気を理由に採用を凍結し、今度は中堅世代が不足したから、慌ててその年代を補充し始めただけの話。結局はビジョンも何もない、行き当たりばったりの政策です。で、都合の悪い者は何十年貢献してきても、何も考えずスパッと切ってしまう。今回の件がこれだけ注目されていることを考えると、若い世代の中にも、これを一個人ではなく、社会全体の問題として捉える人たちが多いということでしょう。政府はこういう声にこそ、きちんと耳を傾けるべきでしょうね」(前出・社会部記者)
コロナ禍により、今後の就職戦線は“超氷河期”を迎えることは間違いないが、間違っても、欠員作りのための“アラ探し”がエスカレートしないことを願いたいばかりだ。
(灯倫太郎)