ホントに来たの?北鎌倉に遺されている陰陽師・安倍晴明ゆかりの史跡を紹介 (3/3ページ)

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清明石。筆者は「雨乞石」と聞いていた。踏みつけると祟りで雨が降らなくなるとか。

元は十王堂橋(じゅうおうどうばし。北鎌倉駅から大船寄り)の近くに置かれていたらしいのですが、戦後の道路拡張(あるいはアメリカ進駐軍による破壊)に伴って、罰が当たるのを恐れた住民が現在地に移したそうです。

※かつては十王堂橋の近くに「晴明井戸」もあったそうですが、現在では詳細不明となっています。

この清明石は子供の頃から「踏んづけると『びっこ(跛。足が不自由な状態)』になるよ!」と聞かされており、古い人の中には「びっこ石」と呼ぶ方もあります。

他にも、建長寺への道中に鎮座する第六天社(だいろくてんしゃ)境内にも「安部清明大神」を祀る石碑があり、踏切そばの石碑ともども、後世の者が安倍晴明の霊験にあやかろうとした「晴明信仰」の一環だったのかも知れません。

※どうもこの辺りの方は「アベノセイメイ」と聞いて、それなら絶対「安部清明」の漢字に違いないと思い込んでいたようです。

こうした道端の何気ない石碑などでも、一つ一つに由緒があるので、もし興味があったら気にして見ると、鎌倉散策がよりいっそう楽しめるでしょう。

※参考文献:
北鎌倉湧水ネットワーク『ガイドブックに載らない北鎌倉の神々―千古不変・北鎌倉おとな探偵団プロジェクト』夢工房、2008年5月

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