実はスゴすぎるアリの社会 「それぞれの持っている能力が最大限引き出されて達成」 (5/5ページ)
ちなみに、ハキリアリの鳴き交わしを分析していたときに、寝言でアリ語を話していたのを娘さんに聞かれたそうですが、その後は寝言で話したりはしていませんか?
村上:いや、あのときに「寝言でアリ語しゃべっていた」と言われてちょっと怖くなりまして(笑)なるべく夜は解析しないようにしています。娘も怖がっていますからね。
――『アリ語で寝言を言いました』をどんな人に読んでほしいとお考えですか?
村上:初めて一般書を書かせていただいたので、なるべく多くの方に手に取ってほしいと思っています。
小学校高学年くらいから読める内容だと思うので、こういう風な研究があるんだということを知ってほしいし、後は今、よく「持続可能性」と言われていますけれど、他の生き物がどのように持続可能性のある社会を作っているのか、学ぶことができるはずです。もちろんそれがすぐには人間社会に応用できるとは思っていませんが、仕組みを知ることだけでも大事なことだと思いますね。
――アリの生態や社会から学べることはたくさんあるのだろうなとこの本を読ませて思いました。
村上:そうですね。アリの社会の中に、私たち人間にとって次の社会を作るヒントがあるのかなと思います。
(了)