アイデアを形にする「クリエイトキャリ」。ヤフー デザイナー田島佳穂さんの働き方 (4/5ページ)

マイナビウーマン

あとは、自分が作ったデザインを見せて意見をもらいやすい環境であるところも好きですね。1人で作っていると悩むことが多いので、相談できるのは心強いです。

画面を作るだけが、デザイナーの仕事じゃない 田島さんは入社してからいろんなサービスのデザインに携わられていますが、これまでのデザイナー人生で、一番心に残っていることはありますか? 自分の中で意識が変わったきっかけは、「Yahoo!プレミアム」特典の読み放題アプリを立ち上げた経験ですね。その時初めてアプリデザインを担当したのですが、デザインだけではなくシステムの知識がないと良いものが作れないんだ、ということに気付かされました。 何かトラブルがあったんですか?

そうなんです。実は、作った当初はアプリが上手に機能しなくて。どこに原因があるのかと、システム部分まで考えるきっかけになりました。「デザインのクオリティを高めるだけ、画面を作って渡すだけがデザイナーの仕事ではないんだな」と気付いて。

ユーザーの手に届けるまでが仕事であり、そのために必要な情報を勉強したり、システム担当者とコミュニケーションを取り続けたりすることが大切なんだと思いましたね。

その気付きを得てから、具体的に改善したことはありますか? 今はエンジニアに「これはどこの機能を動かすために作っているんですか?」などと自分から尋ねるようにしています。何を重視して作業を進めているのかを理解しようという意識に変わりました。 視野が広がったんですね。 そうですね。「ここからここまでがデザインです」と決め付けないように意識しています。与えられた仕事の領域にはこだわらないのが今のモットーです。 ベースにあるのは「アイデアを形にしたい」気持ち 田島さんが働く上で大事にしている軸はなんですか?

アプリやWEBの見た目にこだわれるのはデザイナーだけだと思っているので、1ピクセル単位でこだわる責任があると感じています。必ずしも小さなこだわりが大きな売上に直結するわけではありませんが、その積み重ねでサービスの使いやすさにつながると思っているので。

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