「志村けんの初出し秘話も!」渡辺正行vsダチョウ倶楽部「夏のスペシャル対談」 (2/6ページ)
肥後 実は、たけしさんに認めてもらったことがあるんですよ。「俺と鶴太郎でやったアドリブを、おでん芸にまで高めてくれた」って。
渡辺 いい話だね〜(笑)。
寺門 僕も認められた瞬間がありますよ。ずいぶん前に『オールスター感謝祭』(TBS系)に出演したとき、トイレに小便をしに行ったら渡辺さんの隣になって。そこで「お前たちは芸人として一つの形を作ったな。素晴らしいことだよ」と言ってくれたんです。「ついに渡辺さんに認められたんだ」って喜んだんですけど、覚えてます?
渡辺 えー、トイレで、そんなこと言うかな〜? 覚えてないよ(笑)。でも、ダチョウ倶楽部が認められたと言えば、今年3月末に亡くなられた志村けんさんとの関係だよね。長い間、志村さんとコントで共演してきたよね。
■バカ殿に出演して
上島 はい。僕が初めて会ったのは1996年の12月頭くらいだったから、もう23年以上も前。プロレスラーの川田利明さんが共通の知り合いで、電話で呼ばれて飲みに行ったら、そこに志村さんがいたんですよ。
渡辺 あっ、仕事が最初じゃなかったんだ?
上島 はい。そのとき、志村さんが「お前ら、最近はリアクション芸ばかりでコントをやってないよな。『志村けんのバカ殿様』(フジ系)に出てみるか?」と言ってくださって。さすがに社交辞令だろうけど、「バカ殿に関われるなら大喜びです!」って答えたんです。
渡辺 今も昔も人気番組だから、それはそうだよね。
上島 そしたら2週間後、本当に収録に呼ばれたんです。翌年1月放送される番組ですからね。普通、そんな急なことはないですよね。
寺門 そうそう。