「志村けんの初出し秘話も!」渡辺正行vsダチョウ倶楽部「夏のスペシャル対談」 (4/6ページ)
ダチョウと飲んでるときは、どんな話をしてたの?
寺門 志村さんは、ほとんど芸のことでしたね。
上島 そう。だから僕なんて怒られてばっかり。たとえば、「今日のお前の役は加藤(茶)さんも演じたんだ。あの場面で加藤さんはこうやったけど、お前は何もしなかったよな!」とか。いつも言われていました。
寺門 その点、肥後はまったく怒られなかった。
肥後 そうだったね。
上島 志村さんは、いろいろボケたいんですよ。そのためには的確なツッコミが必要なんだけど、肥後はそれができたんです。
渡辺 肥後はほんわかしてて、ガツンと行くタイプじゃないし、そこがまた合ったんだろうね。
上島 ですね。ある晩、志村さんと2人で飲んでたとき、志村さんがふんするおばあちゃんキャラ“ひとみ婆さん”に対する肥後のツッコミを褒めてくれたことがあったんです。僕も「さすがでしょ、うちのリーダーは!」とか言いながら、ずっと褒め続けた。そしたら志村さんの表情がどんどん変わって、しまいには怒鳴られましたよ。「ひとみ婆さんのネタは俺が面白いんだよ!」って(笑)。
■後輩芸人と『竜兵会』
渡辺(笑)。そういえば、上島も志村さんみたいに、ずっと後輩芸人を飲みに連れてったりしてるんでしょ?『竜兵会』だよね。
上島 まあ、僕はいい店には行けないですけど(笑)。
渡辺 偉いと思うよ。
上島 みんな、若くて売れない頃はかわいいんですよ、話を聞いてても。それが、だんだん売れてくると、今度は、こっちの話にツッコむようになる。「それ、どこが面白いの?」とか(笑)。だって有吉弘行なんて、かわいい捨てられた猫だと思ってたのに、気づいたら獰猛な虎になったんだよ!
寺門 育ててみたらね(笑)。