アリナミンを外資へ売却、武田薬品「大衆薬」からの撤退に見る“焦り” (2/2ページ)
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実は武田では今年に入り、中核事業である抗がん剤の製造工場(山口県光市)にアメリカのFDA(食品医薬品局)から設備の不備を指摘されて生産ラインがストップしていたんです」(経済誌記者)
つまり、世界中で売れて年1000億円の売り上げのドル箱収入が失われていた状態だったというのだから、そうとう焦っていたのかもしれないのだという。
「武田は株主に良い顔をしたくて業績以上の配当を支払う一方、社員のリストラや大阪本社を手放すなど、身を切る経営も近年行われていました」(前出・経済誌記者)
武田は大衆薬路線から身を引いて医療医薬品メーカーに舵を切ることで世界のメガファーマ10傑に名を連ねる世界的企業にはなったが、その一方で失われたものも多いようだ。
(猫間滋)
※写真はイメージです