上品な味つけが気に入らず殺されかけた料理人!?アンチ減塩な織田信長らしい食卓事情 (2/3ページ)
「ま、腕前を見てから考えることにしよう」
そこでさっそく坪内に料理を作らせたのですが、出汁を利かせた上品な薄口が気に入らなかったらしく、一口食うなり大激怒。
「まったく味がせんではないか!何が包丁上手だ!誰ぞ、この痴れ者を膾(なます。メッタ斬り)にしてしまえ!」
何なら、わしが自ら包丁の使い方をその身に教えてやろうか……今にも斬りかからんばかりの信長に、坪内は「いま一度、どうかチャンスを下さいませ」と平伏します。
(ちっ、最上級の料理を出してやったというのに……田舎者の舌には合わなかったか……)
そう思ったかどうかはともかく、坪内は尾張から取り寄せた豆味噌をベースに、信長の好みもリサーチした上で塩っ辛く味つけしたところ、今度は大満足で平らげてくれて事なきを得られたのだそうです。