カー・セックスの誕生は平安時代?あなたの知らない性や愛に出逢える「いろごと辞典」が面白い! (2/4ページ)
「男女が契りを結ぶ。肉体関係になる」を意味することがあるそうです。山に住む神女が雲や雨に姿を変えて王と契ったという中国の故事に基づきます。
破れ傘女性が上になる体位のこと。「淫水が陰茎を伝って流れ落ちる様を破れ傘の柄を雨が伝って流れ落ちる様に例えた呼び名」とのこと。
桃と桜の花角力(はなずもう)女性同士の性行為を指します。「ピンク色の春の花がすもうを取る」というイメージには、決して他言語には翻訳できないほのかなエロスが漂います。
仏教とともに密かに伝来していたアレ『いろごと辞典』には性愛に関する雑学も数多く掲載されています。
例えば、「性具の歴史」という項目を引くと、奈良時代に遣唐使によって伝えられたという説に始まり、平成の世の進化した性具に至るまで、1300年におよぶ性具の歴史が2ページに渡って記されています。
「若衆宿」や「陰間茶屋」といった江戸の性風俗についても詳細に説明されていますが、特に「遊里」の項には以下の記述があり、性愛や性風俗がいかに江戸文化の重要な位置を占めていたかがわかります。