現代なら炎上必至!日本各地のお国柄をまとめた「六十六州人国記」が毒舌すぎる【中四国&九州編】 (8/14ページ)
武士たちは凶暴で手ごわいが、武士道精神はなく、思慮分別に欠けるため暴走の挙げ句自滅しがち。
作者も海賊のために難儀したのでしょうか。まるで見て来たような書きぶりになっています。
武士道精神の有無が思慮分別につながるという価値観が鎌倉時代にあったとは思えませんが、現代に伝わる「伊予の駆け出し」を思わせる荒くれ者ぞろいだったようです。
高知県(土佐国)
土佐の人々は一本気で素直な性格。土佐、長岡、吾川郡は特にその傾向が顕著である。
性格の良さは土地柄ゆえなのか、鳥獣にいたるまで性格がよく、猿も芸を仕込みやすい。
誰もかれもがよい性格と好評価なのに、褒められた気がしないのは、きっと最後の「猿も芸を仕込みやすい」という余計な一言のせいでしょう。
褒めながら相手を不愉快にするというのは、作者ならではの芸当ではないでしょうか。