現代なら炎上必至!日本各地のお国柄をまとめた「六十六州人国記」が毒舌すぎる【中四国&九州編】 (10/14ページ)
佐賀県&長崎県(肥前国、壱岐国、対馬国)

【肥前国】
肥前は勇猛な気風の国で、義のためなら何者にも怯まず、百人いれば九十九人はそうである。臆病者を見かけるのは非常に珍しく、武士ともなれば尚更である。
君主は家臣や領民をいたわり、家臣や領民は主君を敬愛し、忠義のためなら命を惜しむことはない。
でも、言葉遣いは汚らしく、知性も劣っている。こんな感じで信州に似ているが、一致団結すれば信州でも敵うまい。【壱岐・対馬国】
どっちも遠島だけど、大隅・薩摩の両国よりはるかに華やかである。ただし、人々は気弱な性格でだらけがち。
なぜここで信州と比べる?と思ってしまうくらい唐突でしたが、作者お気に入りの信州を上回る国が登場して驚きです。
しかし、あまりにも美化しすぎで、本当に100人中の99人が勇気を実証したのか?と勘ぐってしまいます。本当に、作者は当地でどんな接待を受けたのでしょうか。
ちなみに、壱岐国と対馬国をまとめて紹介しているのは原文通りで、また、華やかさについては当地を褒めているのではなく、大隅国と薩摩国を「遠島よりも華がない」と貶したい本音が、行間から滲んでいます。