モダンな襖絵に花手水、いま行きたいアートな京都寺院探訪の旅 (2/7ページ)
どこか侵しがたい静謐さを漂わせる「極楽浄土」…

これまで見たことがないほど斬新な襖絵でありながら、不思議と青蓮院門跡の世界に溶け込み、まったく新しい魅力が花開きました。
・建仁寺

祇園の奥にたたずむ「建仁寺」は京都最古の禅寺。賑やかな花見小路の突き当たりに、花街の中心とは思えないほどの静寂が広がります。
建仁寺は、1202年に源頼家が寺域を寄進し、栄西禅師によって開山された臨済宗建仁寺派の大本山。創建当初は天台宗と密教、禅の三宗兼学でしたが、のちに純粋な禅寺となり、現在に至っています。

そんな建仁寺では、新旧のアートが揃い踏み。建仁寺アートのアイコン的存在が、2002年に日本画の大家・小泉淳作氏によって描かれた法堂の「双龍図」。
お堂の天井いっぱい、実に108畳分もの大きさに描かれた二匹の龍の天井画は、今にも動き出しそうなほどの迫力です。

一方、染色作家として活躍する鳥羽美花氏が2014年に奉納した小書院の襖絵は、古風なモチーフでありながらどこかモダン。