プラスチックごみを6倍速く分解するスーパー酵素が開発される(英研究) (2/4ページ)

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それは京都工芸繊維大学の小田耕平氏が発見し、分離に成功した「イデオネラ・サカイエンシス」という細菌である。この名前は発見された堺市にちなんでいる。

 この細菌は「PETase」と「MHETase」という2つの酵素を利用することで「ポリエチレンテレフタラート(PET)」を分解し、エネルギーに変えることができる。

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・2つの酵素をつなぎ合わせて誕生したスーパー酵素

 今回、英ポーツマス大学の研究グループは、これらの酵素をつなぎ合わせて1本のチェーンにすることで、プラスチックが分解される速度を一気にスピードアップさせることに成功した。

 ポリエステルの一種であるPETは、ペットボトルやフリースの繊維などの原料であり、私たちにとっても身近な素材だ。

 自然環境中では分解されるまでには数百年もの時間がかかるのだが、このスーパー酵素を使えば、ものの数年で分解することができる。

 研究グループは、太陽の100億倍も明るいX線で個々の原子を観察することができる「ダイヤモンド・ライト・ソース」という装置を使って、MHETaseの分子構造をマッピング。このマップに基づき、PETaseとMHETaseを縫い合わせて、1本の長いチェーンを作り出した。

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