大地震の予兆、炭疽菌テロ…「横浜異臭騒ぎ」の原因解明が一刻を争うワケ (2/2ページ)
「三浦半島は活断層がむき出しになっているため、火山灰の地層がないぶんそこに圧力がかかると、岩石が割れる前の臭いが地表まで上がりやすく、群発地震や地殻変動のような異常が起こる際は、異臭が起こる。それが大地震説の根拠のようですが、専門家に言わせれば、その場合ピンポイントではなく、ガスはもっと広範囲に広がるはずだとか。また、東京湾の不正投棄説についても、だったら、なぜ部分的に異臭が発生しているのかが疑問です。神奈川県内で報告があった異臭には、『ゴムの臭い』『ガスの臭い』『ニンニク臭』『硫黄の臭い』と4種類あり、発生源がひとつだけではない可能性もあるため、原因特定にはまだ時間がかかりそうですね」(地元紙記者)
そんなこともあって、ついにはオウム真理教による「炭疽菌テロ未遂事件」を引き合いに出し、《住民が異臭に気付いて、消防や警察に情報が伝わり、何分後に、消防や警察が現場にやってくるのか?また、その時の人数は?何処の所属か?集まった野次馬の数など…チェックしてる人物が居たら要注意!テロの予行演習では無いことを祈ります》《20年以上前、亀戸に住んでいた時に生臭いような硫黄のような、とにかく嫌なにおいが街に充満していた。後でわかったことだが、においの正体は、オウムの亀戸道場で炭疽菌(結果的には失敗作)を噴霧していた、そのにおいだった。炭疽菌作りが成功していたら死んでいたのかも?》
といったテロ説まで飛び出す始末。
「この異臭騒ぎで厄介なのは、通報があってから消防が到着した時には、すでに匂いが消えているという点。そのため、これまでは正体がなかなかつかめなかったんです。12日、ようやく横浜市消防局の職員が消防局4階の渡り廊下で異臭のする空気を採取することに成功したんですが、さすがに総理のお膝元で騒動が起こり、手をこまねいているわけにはいきませんからね。皆さん、気合が入ったということかもしれませんね」(前出・地元紙記者)
その昔、「クサいにおいは元から立たなきゃダメ」というCMもあったが、何はともあれ、一日も早い原因究明を望むばかりだ。
(灯倫太郎)