「昨夜その角で見かけたよ」……今でも街に妖怪の存在が息づく『遠野物語』の舞台【その2】 (4/6ページ)
娘は、男を探し続けているうちに、「オットー」という夫を求めるような悲しい鳴き声の鳥となって、今でも探しているというお話。
オット鳥ではないかといわれるミミズク(写真:wikipedia)
遠野物語は理不尽で切ないお話も多いのです。
柳田国男は、表面的には急速に近代化する世の中でも、人間が本来持っている不可測な部分や消しても消せない情念があることを自覚せよと、都会人に訴えかけているような気がします。