診療はLINE、自宅でダイエット注射…オンライン痩身医療に潜む重大リスク (2/2ページ)

Asagei Biz

自分で薬剤を注射後、吐き気など副作用が出たため、クリニックに相談したそうですが、アドバイザーが薬剤の量を調整するよう指示をするだけで医師の対応はなかったといいます」(前出・ジャーナリスト)

 さらに、4カ月50万円のコースを「今日契約すれば5万円割引する」と勧められ、契約後に届いた糖尿病治療薬の注意書きに副作用のリスクが記載されていたため慌てて解約したという40代女性のケースや、申込時に「クレジット契約の審査が通れば申込みしたい」とLINEでメッセージを送ると、審査は問題なかったものの、30万円という高額な契約なので「やはり今一度考えたい」と伝えると、「クレジット契約の審査が通った時点で契約は成立しているので解約できない」と突っぱねられたケースもあり、まさに悪徳商法さながらといったところ。前出のジャーナリストが続ける。

「GLP-1はもともと私たちの体の中にもあるホルモンで、血糖値を下げる働きがあるのは事実。しかし、血糖値が下がりすぎると、低血糖という状態になり、倦怠感や意識消失といった症状が出るケースも珍しくなく、発症のタイミングや場所によっては命を落とす大事故につながりかねません」

 コロナ禍のなか、休日返上で懸命に働く医療従事者がいる一方で、医師という肩書を利用して詐欺まがいのダイエット商法に加担する輩がいることに怒りを覚えるが、弱り目に祟り目。利用する側が「無知は罪」と捉えることこそ最善の防御策なのかもしれない。

(灯倫太郎)

「診療はLINE、自宅でダイエット注射…オンライン痩身医療に潜む重大リスク」のページです。デイリーニュースオンラインは、オンライン美容医療オンライン診療LINE社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る