吉高由里子が語る「心は見ようとすれば見える」 (1/3ページ)

マイナビウーマン

吉高由里子が語る「心は見ようとすれば見える」
吉高由里子が語る「心は見ようとすれば見える」

取材・文:鈴木美耶/マイナビウーマン編集部 撮影:佐々木康太

どんな恋愛でも、障害にぶつかる時がある。それは、価値観の違いや物理的な距離で生まれるものかもしれない。

相手への信頼が育めれば解決しそうな問題だが、もしその障害が「目が見えない」ということで生まれるものだとしたら。そもそもどうやって相手を信じればいいのだろうか。

2020年10月23日(金)に全国公開を迎える映画『きみの瞳(め)が問いかけている』は、吉高さん演じる目が不自由だが明るく愛くるしい明香里と、横浜流星さん演じる過去に罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁が、過酷な運命を前に苦しみながらも、互いに惹かれ合い、愛を育む大人のラブストーリーだ。

強く惹かれ合うのに、運命に翻弄され共に人生を歩むことを許されない二人に、思わずヤキモキしてしまう。もどかしいからこそ目が離せない。

今回、役者として新たなハードルを設けチャレンジを続ける吉高さんに、「人を信じ、愛すること」について聞いてみた。

■共通点は「自分の人生を背負わせたくない」という思い

──吉高さんにとって久しぶりのラブストーリーの出演で難しい役どころでしたが、初めて台本を読んだ時の印象はいかがでしたか?

おっしゃる通り、私はド直球のラブストーリーを今まであまり経験したことがなかったので、正直演じることへの照れ臭さはありました。ただ、本作はラブストーリーの甘い要素だけではなく、目が見えない明香里の壮絶な人生についても描かれています。そういった部分も含めて、新しいチャレンジをさせていただけた作品だと感じています。

──役作りは、やはり難しかったのでしょうか?

難しかったですね。特に、目を見て会話ができないところ。人の目を見てしっかり話したいのに、それができない歯痒さを感じました。

役作りをするにあたり、目の不自由な方にお話を聞く機会もいただきました。料理をする時の注意点やメイクの方法、街の歩き方など、生活について細かくお話ししていただいて、随分理解が深まったように思います。

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