立浪和義インタビュー「将来の目標は中日ドラゴンズの監督です!」 (2/5ページ)

日刊大衆

ただ、僕はKKコンビに憧れてPL学園に入ったので、同部屋はとても緊張しましたね。桑田さんは几帳面ですし、キレイ好きですので部屋で過ごすときには、すごく神経を使いました。

――桑田氏とのエピソードはありますか。

立浪 相談に乗ってもらったとか、そういうのはありません。いくら桑田さんが優しいといっても、先輩にむやみに話しかけられるような環境ではなかったので。しかし、毎朝のランニングを欠かさなかったり、練習後のトレーニングを入念に行ったりと、桑田さんの野球に取り組む姿勢を間近で見せていただいたことが、僕にとって何よりの思い出です。

――言葉ではなく、行動で示してくれたと。

立浪 はい。あと、これはずいぶん後になって分かった話なんですが、実は僕を付き人として指名してくれたのは桑田さん自身だったんです。「おまえはプロになるだろうから、守ってやろうと思ったんだ」と。

――その話を聞いたときは、どう思いましたか。

立浪 とても、ビックリしました。まさか、そこまで考えてくれていたなんて、思ってもみなかったので。

――PL学園の厳しい環境で、何を培われましたか。

立浪 勝負どころでの精神面が強くなったと思います。どんな境遇に立たされていても、負けるはずがないという勝手な自信が芽生えましたね。他の学校も過酷な練習をしていたんでしょうが、自分たちが一番厳しい環境を耐え抜いてきたんだという自負がありました。

■ドラフト1位で中日に入団

――PL学園を卒業後、ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団しますが、そのときのことを教えてください。

立浪  杉浦忠さんから熱心に誘っていただいたので、南海ホークスで決まりかと思っていました。しかし、ドラフトの数日前に鈴木哲さんが中日の1位指名を拒否したという連絡が入ったんです。星野仙一さんが、「来る気があるのなら、俺が引いてやる」と言っているとも聞きました。

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