【浮世絵ホラークイズ】歌川広重の名作浮世絵に隠された”死体”を探せ!
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歌川広重
突然ですが、謎解きホラークイズです。下の浮世絵のどこかに、死体が描かれています。さて、それはどこでしょう?
こちらの浮世絵は、皆さんごぞんじ初代・歌川広重(うたがわひろしげ)の作で、「名所江戸百景 深川洲崎十万坪」。シリーズ中でも最も人気の高い作品の一つです。この浮世絵のテーマは、深川洲崎十万坪の上空を悠々と飛翔する大鷲。この浮世絵が人気を誇る大きな理由はまさに、大鷲の雄大さでしょう。
ゆったりと飛翔する大鷲が、深川一面の雪景色を臨んでいる。素晴らしく壮麗な一場面です。死体などどこにもないような・・・?
実はこの謎解きの正解は、下の絵の矢印の先にあります。
画面左下に流れる木の桶のようなものの中に死体が。そうです。実はこれ、棺桶なんです。
深川洲崎十万坪深川は深川八郎右衛門を中心とした摂津の職人によって埋め立てられました。その中でも十万坪という土地は、北は小名木川、西は大横川に囲まれた湿地帯のことです。この場所にはかつて新田を作りましたが土地が悪く、結局塵芥で埋め立てました。こうして浮世絵に見られる一面の湿地になってしまったのです。
ちなみにこの場所、幕末には一橋慶喜の抱え地となっており、「十万坪」というだけあって、本当に107,603坪ありました。こんなズブズブの湿地を十万坪もらっても・・・と慶喜さんは思ったかもしれません(笑)
浮世絵に隠された江戸の闇さて、なぜそんな場所に棺桶が流れているのか。実は江戸という町は、水葬がけっこう行われていました。しかも心中や身投げが多く、水死体もよく流れていたとか。したがって棺桶や死骸が川を漂うのも、当時はけっこう見られた光景なのです。
さて、こうした知識を踏まえた上で、もう一度浮世絵に視点を戻しましょう。勇壮たる大鷲は、景色を眺めつつゆったり飛翔しているわけではなく、棺桶から漏れる死臭を感知し、中の屍肉を喰らおうと虎視眈々と狙っているのです・・・。
一見美しい大鷲の名画も、よくよく観察すると超ホラーな江戸の裏側が見えてきます。
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