今さら聞けない。「インタラクティブ」の意味 (3/4ページ)
そうではなく、参加者それぞれがコミュニケーションを取り、有意義な会議をしたいという意味合いになります。
◇業務施策で使われる「インタラクティブ」の使用例
【例文】
「消費者との良好な関係性を維持し、ファンを増やしていくにはインタラクティブな施策が重要です」。テレビCMや雑誌の広告などは、企業から消費者へ向けた一方的なコミュニケーションです。これに対し、SNSなどを用いたPRは、消費者からの書き込み、シェア、いいね! などがあるため、インタラクティブな施策といえるでしょう。
どちらの例文でも、「双方向にやり取りをする」といったイメージを持っておくと理解しやすく、使いやすくなります。
■よく見る「インタラクティブ」を用いた表現
最後に、「インタラクティブ」を用いた表現についても確認しておきましょう
◇(1)インタラクティブスタディ
教える側が一方的に情報を提供する、教科書や映像などの学習方法に対して、学ぶ側の参加パートを多くした学習方法のことを指します。オンラインでやり取りができるような学習を思い浮かべると分かりやすいでしょう。
アクティブラーニング、反転授業といった表現をする人もいますが、双方向性を強調したい時などにはインタラクティブスタディを使う人が多いようです。
◇(2)インタラクティブコミュニケーション
告知や放送といった一方向の発信ではなく、やり取りが発生するコミュニケーションを指して使われます。
例えば、企業のSNS担当者(更新者)が「中の人」と呼ばれ、ユーザーとコミュニケーションを取っている状況を思い浮かべると分かりやすいかも知れません。マーケティング領域では、ユーザーの声を反映するといった意味合いで使う場合もあります。
◇(3)インタラクティブデザイン
「操作が即時に反映される」「カスタマイズされる」といった、操作性をデザインすることを指して使われることが多い言葉です。