月面ウォーター:月の日の当たる場所にも水が存在するという決定的証拠を史上初めて確認(NASA) (3/4ページ)

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成層圏赤外線天文台
望遠鏡のドアが開いている成層圏赤外線天文台(SOFIA) image by:public domain/wikimedia

・月の水はガラスの中

 SOFIAで南極付近の上空から月を観測したところ、そこから確かに水特有の波長が検出されたという。

 この測定値に基づく推定によると、月の土壌1立法メートルあたりおよそ350ミリリットルの水が含まれていると、ホニボール博士は記者会見で説明している。

 だが月面の陽のあたるところに液体の水が存在するというわけではない。もちろん日光があたった途端に蒸発してしまうので、氷でもない。

 なんと、月の水はガラスの中に閉じ込められていると考えられるのだとか。

 月面に隕石が衝突したとき、そのエネルギーで周囲の物質が溶け、これが急激に冷えてガラスが形成される。

 もともとそこに水があったか、衝突で水が形成されたか、あるいは隕石に水が含まれていたかすれば、ガラスが冷えて固まる途中で水が閉じ込められるのだ。
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