美大生と表具師がコラボした 新しい日本画・掛軸のかたち 『第2回 掛軸と絵画の未来展』 ~美大生と表具師 紙文化を未来へつなぐ~ (5/9ページ)

バリュープレス

また、日本の絵画において数百年のあいだ培われた、掛軸という形ならではの技法・表現も過去のものになってしまうとしたら、残念なことに思えます。

 このような現状のなかで、2018年に初回となる「掛軸と絵画のミライ展」を開催致しました。学生の皆様には、上記のような状況を理解してもらいつつ、現代の感性をもって現代の掛軸画に取り組んでいただきました。表具師においても感覚を磨き、床の間の伝統に縛られない、時代に適合した掛軸を仕立てるよう心を砕きました。


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 開催後、各方面から大きな反響がありました。その多くが、1回限りの企画にするのではなく、継続的に開催し、掛軸文化のさらなる振興の礎とするべき、というご意見でした。そのような声に支えられ、今回2回目となる「掛軸と絵画の未来展」を企画致しました。初回のコンセプトはそのままに、今回は、作画の基底材となる紙を学生に提供するという新たな試みも実施しました。

 これからの数百年につなげられるような掛軸の在り方を提示することにより、美術界・表具業界はもとより、広く一般市民の皆様に、掛軸という存在・可能性を考えていただく契機となればと考えております。

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