「一撃で100万円」SNSの“闇バイト”でピンク嬢がタタキの標的にされる理由 (2/2ページ)

Asagei Biz

それにしても、どうやって住所を突き止めたのかなど、多くの謎をはらんでいます」(前出・社会部記者)

 被害者女性はアイドルグループにも在籍し、幅広く活動していたことから、高収入は推して知るべしだが、追徴金1億7000万円とは驚くばかりだ。

「実は稼ぎの良いピンク業界の女性を狙った同様の事件は少なくないんです」というのは性産業の裏側に詳しいジャーナリストだ。

「ピンク嬢のなかには給与は現金支給で、確定申告すらしていない女性は意外と多い。銀行に預けるという習慣がなく、交際していた男に情報を売られて、自宅に保管していたウン千万円もの現金を奪われたケースもあります。よく耳にするのが、売れっ子クラブ嬢が、給料日に現金を根こそぎ盗まれるというケース。で、調べてみたら、交際中のホストが裏で手を引いていたというケースも…。他の業界に比べ、狙われるリスクは高いかもしれませんね」

 情報を売られて強盗の標的になるばかりではない。コロナ禍で仕事が激減したピンク嬢がみずから「闇バイト」に募集するケースもあるという。

「さすがにタタキの実行犯というわけにはいかないでしょうが、摘発のリスクが高い特殊詐欺の出し子と受け子は慢性的な人材不足ですし、『一撃』のターゲットとなる女性たちの個人情報を入手し、それを流して金を得る『情報屋』で副収入を得ている女性もいる、と聞いています。コロナで仕事がないとはいえ、身内の情報を売ってわずかな金を得るなんて、本当に嫌な世の中になったものです」(前出・ジャーナリスト)

 警察庁の統計によると、今年1〜9月に強盗事件で摘発した1173人のうち、20代以下は610人。19歳以下は前年同期比で約4割増の242人に及んだという。その背景にあるのが、若者が安易に手を染める「闇バイト」「裏バイト」だとしている。

 誰もが加害者にも被害者にもなりうる時代。「一撃」で大金が転がり込む仕事など犯罪以外の何物でもないことを覚えておくべきだ。

(灯倫太郎)

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