ウズベキスタンの首都タシケントにある日本人抑留者の墓地について (2/2ページ)
■タシケントにある日本人抑留者墓地は現在は丁寧に埋葬されている
ウズベキスタン全土でも約800人以上の日本人捕虜が亡くなった。ウズベキスタンには現在13カ所の日本人墓地がある。その中でもタシケントにある日本人墓地にはウズベキスタン全土の日本人抑留者墓地の共同慰霊碑が建てられている。ソ連の支配下であった頃は遺体に土を盛っただけであったが、ウズベキスタンが独立した後、遺族やウズベキスタン政府の協力により、現在は戦没者名を刻印した墓石が設けられた。各地の日本人墓地はその当時から現在までウズベキスタン人の墓守が管理している。
■ウズベキスタンは親日
ウズベキスタンでは日本人に対し尊敬の意を向ける方が多いという。なぜなら日本人は現地の人々に大変親切に接していたこと。また捕虜の身でありながら懸命に仕事に取り組み、ウズベキスタンの人々が使う施設を作り、国に貢献したと考えられているからである。大きな地震が起きても日本人が作った建物は倒壊せず、現在も使用されていることなどがウズベキスタンの人々の信頼に繋がっているのであろう。その功績を伝えようとウズベキスタン人個人が開設した資料館まで存在している。
歴史の大きな波に翻弄され、はるか遠く離れた場所で静かに眠る日本人がいることを記憶に留めておきたい。