実はただの逆ギレ!?幼少期の徳川家康をいじめた怨みで切腹させられた孕石主水の言い分 (3/4ページ)

Japaaan

「こらーっ!鷹はきちんと躾けておけと、いつも言っておろうがっ!」

鷹狩りに興じる竹千代少年(イメージ)。

一昔前のマンガで喩えるなら「空地で野球をしていたら、打ったボールでカミナリおじさん家の窓ガラスを割ってしまった」ような感覚でしょうか、

要するにただの苦情または説教であり、言い方はきつかったのかも知れないにせよ、これは主水が怒るのも無理はないと思います。

「御屋形様……あの竹千代めに、ちっとはきつう言ってやって下され……」

「まぁまぁ主水、子供のする事じゃから……ははは……」

竹千代を我が子も同然に溺愛(諸説あり)していた今川義元には取り合ってもらえず、上空からは相変わらず鷹の落とし物……これでは主水の口調がついついきつくなってしまうもの、それを恨んで切腹を命じるとは、逆ギレ以外の何ものでもありません。

ちなみに『三河物語』の大久保彦左衛門忠教(おおくぼ ひこざゑもんただたか)も『家忠日記』の松平家忠(まつだいら いえただ)も家康の家臣であり、徳川びいきがあった筈です(現に『三河物語』などはよく「徳川家のプロパガンダ本」扱いされています)。

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