足利義昭までの15将軍の黒歴史を発掘!10代義稙は流浪の“ゾンビ将軍”だった (4/4ページ)

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 14代義栄(よしひで)は、「存在感ゼロの影薄公方」(河合氏)だった。義栄は阿波(徳島)で生まれた、義晴の弟の子供で、三好三人衆が擁立した傀儡将軍。

「本拠地(京都)に一度も入ったことのない唯一の将軍なので、人生ずっとアウェー将軍です」
 とれきしクン。

 15代義昭(よしあき)は「信長嫌いのしたたか将軍」(河合氏)。密月時代もあったので「信長との愛憎劇を演じた室町最後の将軍」(れきしクン)ということになる。

「信長を頼り、上洛を果たして将軍になったものの、京都から追放され、室町幕府は実質的には滅びます。ただ幕府自体は広島県の鞆ともの浦に移って、毛利氏の下で変わらず、信長に対抗しようとしていました。義昭と信長を仲介した明智光秀がのちに『本能寺の変』で信長を討ったのは、義昭が裏で関係しているのではないかという説(藤田達生「義昭黒幕説」)もあります」(河合氏)

 義昭はその後、将軍としてではなく、秀吉の相談役のお伽衆(とぎしゅう)として京都で暮らすことになる……。

河合敦(かわい・あつし)65年、東京都生まれ。多摩大学客員教授。早稲田大学非常勤講師。歴史家として数多くの著作を刊行。テレビ出演も多数。主な著書に「早わかり日本史」(日本実業出版社)、「大久保利通」(徳間書店)、「繰り返す日本史二千年を貫く五つの法則」(青春新書)など。

長谷川ヨシテル(はせがわ・よしてる)86年、埼玉県生まれ。漫才師としてデビュー後、歴史ナビゲーターとしてイベントや講演会などに出演。「れきしクン」のニックネームでタレントとしても活躍。著書に「ポンコツ武将列伝」「ヘッポコ征夷大将軍」(いずれも柏書房)など。

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