怨霊と恐れらた菅原道真が「学問の神」へと神格化。人々に祀られるようになったわけ【後編】 (5/5ページ)
太宰府に左遷される際、日頃から愛でてきた庭の梅に語りかけるように詠んだ有名な歌、
東風ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ
(春風が吹いたら 芳しい花を咲かせておくれ、梅の木よ。大宰府に行ってしまった主人がもう都にはいないからといって、春の訪れを忘れてはならないよ。)
庭の桜・梅・松をこよなく愛した菅原道真公「教導立志基」(小林清親)
梅同様、道真は桜と松も愛していたのですが、主人がいなくなってしまい桜は悲しみのあまり枯れてしまいました。
松は、道真の後を追い空を飛んで追いかけるも途中で力尽きて摂津国に降り、その地に根を生やしたそうです。(「飛松伝説」)
そして、梅だけが、道真に会いたい一心で見事に太宰府まで飛び続け、この地に到着したという「飛梅伝説」が語り継がれています。
天神様の紋は梅。
道真公を祀る神社にはほとんど梅林が植えられ、春先になると芳しく優しい香りを漂わせています。
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