タイムトラベルで過去に戻れば新型コロナの大流行を阻止できるのか? それは不可能と天体物理学者 (2/3ページ)

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・時間軸の自己修復機能が働く
しかしぺッシェ博士の説明よると、時間の流れには自己修復機能があり、こうした矛盾が生じないことが数学的に示されているのだという。
今回の例なら、感染を完全に抑えることに成功したあなた自身が最初の感染者となり、結局新型コロナは大流行してしまうといった具合だ。
「究極的に結末は同じです。ウイルスは大流行してしまうのです。細かい成り行きは変わるかもしれませんが、過去に戻っても結末を変えられないことが数学的に示されています」と、ペッシェ博士は説明する。

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・過去が変えられないなら悔いのない過去を作ればよい
ペッシェ博士の議論は、今年9月にオーストラリア・クイーンズランド大学の研究グループによって発表された一般相対性理論の論文に基づいたものだ。
この研究ではタイムトラベルによって生じる親殺しのパラドックスを解決するために、出来事の因果関係をビリヤードの球に例えて、過去に戻ってやり直したとしても、球が衝突を繰り返すことで結局は元の配置に戻ってしまうことを数学的に示した。