目上の人に「言い得て妙」を使うのがNGな理由 (1/4ページ)

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目上の人に「言い得て妙」を使うのがNGな理由
目上の人に「言い得て妙」を使うのがNGな理由

「言い得て妙」とは、「うまく言い表せていて素晴らしい」という意味の慣用句です。

世の中には、物事を実にうまく言葉で表現できる人がいますよね。簡単にまねのできないくらい的確に言い当てる人を見ると、つい出てくるのが「言い得て妙」です。

褒め言葉なので言われたらうれしいはずですが、果たして目上の人にも使えるものでしょうか? 今回は「言い得て妙」の意味や使い方、例文などを解説します。

■「言い得て妙」の意味とは?

「言い得て妙」とは、「言う」「得る」「て」「妙」をつないでできた慣用句で、辞書を引くと次のような説明があります。

言い得て妙 実にうまく言い当てているさま。 (『広辞苑 第七版』岩波書店)

この場合の「言う」は「心に思うことを言葉に出す。言葉で表現する」という意味で、「得る」は動詞の連用形に付いて「~できる」という意味です。「て」は「原因・結果」へとつなぐ接続助詞です。

つまり、「言い得る」とは、「言うことができている」から転じて「うまく言い当てている。上手に表現できている」という意味です。

では、「妙」はどうでしょう。

みょう【妙】 (1)いうにいわれぬほど、すぐれていること。はなはだ巧みなこと。美しいこと。 (2)不思議なこと。普通でないこと。 (3)少女。 (4)(近世の流行語)すばらしいさま。すてきなさま。 (『広辞苑 第七版』岩波書店)

「言い得て妙」の「妙」は、(1)の「いうにいわれぬほど、すぐれていること」という意味です。

つまり、「変、奇妙」の「妙」ではなく、「妙味」「絶妙」「妙案」と使う時の「妙」です。

「言い得て」の後に「妙」を続けた「言い得て妙」は、「上手に表現できていて、言うに言われぬほど、優れている」という意味だと捉えられます。

もっと分かりやすく言えば、「言い得て妙」とは、相手や第三者が言った言葉に対して使うもので、「実にうまく言い当てていて、まねのできないほど素晴らしい」という意味です。

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