お正月飾りやご祝儀袋…日本の暮らしを彩る「水引」の歴史、種類や使い分け (1/5ページ)
玄関飾りや鏡餅、門松など、お正月になるとあちこちで見かける水引(みずひき)。
色んなモノに結びつけて華やかさが演出され、技巧をこらした細工を見るにつけ、日本の豊かな「結び」文化に感嘆させられます。
さて、この水引はいつごろ生まれたものなのでしょうか。今回はそんな水引の歴史などについて紹介したいと思います。
水引の起源は遣隋使から?水引の起源については諸説あるようですが、古いものでは飛鳥時代、小野妹子(おのの いもこ)が遣隋使からの帰り道、皇帝からの贈り物(貢物の返礼品)に紅白の麻紐(あさひも)がかけてあったことに由来するそうです。
紅は誠意、白は純潔、共に「真心」を表し、心を込めた贈り物を意味すると共に、魔除けの紅と希望の白を合わせて「無事に帰り着けますように」という願いも込められていたとも言います。
当時は海を渡るのも命がけであり、荒波を越える厳しい旅路が偲ばれます。
また、室町時代の日明貿易で明国からの輸入品に赤と白の縄がかけてあり、これを日本人が「紅白はおめでたい色だから、きっと贈答用に違いない」と思い込んでいたものの、実は単に(明国から見て)輸出品を見分けるための目印に過ぎなかった、という説もあるそうです。