絶滅危機種のクロアシイタチに新型コロナワクチン接種(アメリカ) (3/3ページ)

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クロアシイタチ
クロアシイタチ/iStock

・クロアシイタチに試験段階のワクチンを投与

 そこでクロアシイタチ保全センターは、かつて梨鼠ペストのワクチンを開発したことがある国立野生動物健康センター(National Wildlife Health Center)の科学者に協力を仰ぎ、危険を承知で新型コロナの予防接種に踏み切った。

 業者から入手した新型コロナウイルスの精製タンパク質を免疫補助剤とまぜ、昨年春にクロアシイタチ18匹に注射。さらに数週が経過したところで、よりいっそう効果的にするため二度目の接種が行われた。

 それから数週間後に血液検査をしてみると、幸いなことにウイルスへの抗体ができていることが確認されたという。

 秋までにはセンター内にいる180匹中120匹が予防接種を受け、残りはワクチンに副作用があった場合のことを考慮して、そのままにされた。

 これまでのところワクチンは安全であるようだが、それによって新型コロナに感染しなくなるかどうかまでは分からないという。

 こうした特定の動物に対して新型コロナの予防接種が試されたのは初めてであるとのこと。

 今回のパンデミックは人間社会だけの問題にとどまらず、種によっては存亡の危機であるということを示唆する事例だ。一刻も早い終息を願いたい。

References:At risk of extinction, black-footed ferrets get vaccinated for COVID-19 | Ars Technica/ written by hiroching / edited by parumo
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