世界最大種のシロナガスクジラ、お尻の穴はどれくらい大きいのだろう? (4/4ページ)
もしかしたらもう少し大きい可能性もあるようだ。
その根拠は、1827年に出版された『Osteographie de la baleine echouee a l'est du port d'Ostende le 4 novembre 1827』という本だ。ここになんと全長25メートルのシロナガスクジラのメスの外性器と肛門の図解が掲載されているのだ。
その図解の下に引かれている尺度図の1目盛りはどうやら10センチだと考えられる。だとするならば、肛門は15~20センチくらいということになる。
ただし、この図解が描かれたとき、クジラはすでに腐敗が始まっており、生きていたときよりは広がっていた可能性もある。それゆえに正確なところはやはりわからない。
それでも、ネットで噂されているように1メートルを超えるような巨大な肛門ということはなさそうだ。
シロナガスクジラの肛門の大きさなんて考えたこともなかったが、世界には様々なことに好奇心を持つ人がいるようだ。そしてネットを駆使しても、なかなか答えにたどり着かないこともあるってことを学べた気がする。
References:arstechnica/ written by hiroching / edited by parumo