戦国時代のスナイパー!火縄銃の腕前で武士の身分にまで出世した悪小次郎の武勇伝 (2/7ページ)

Japaaan

あるいはその家臣)に仕え、鉄砲放(てっぽうはなち。鉄砲隊)に配属されました。

当時の最新兵器であり、貴重品でもあった火縄銃を担当させてもらうのはハードルが高そうですが、貴重だからこそ家柄や身分にとらわれず、実際の操法に長けた者が割り当てられたものと考えられます。

そうでなければ宝の持ち腐れになってしまいますし、身分の高い武士たちの中には伝統的な弓ならともかく、鉄砲のような目新しい飛び道具を卑怯として忌避する者もいたようです。

「へへっ……こりゃ面白ぇや!」

そんなこだわりなど持たない小次郎は鉄砲の魅力にハマったことでしょう。天地をどよもす轟音に立ち上る硝煙の匂い、何より弾が命中した時の快感と言ったらたまりません。

「どんなに偉い大将だって、弾を食らえばみんな死ぬ……早く手柄を立てたいもんじゃ!」

当時、鉄砲放の仲間には市川久栄(いちかわ ひさひで)、岡元良(おか もとよし)、飛落小次郎(とびおち こじろう。後に宇多田藤右衛門) といった面々がおり、時に助け合い、また時には武功を競い合うのですが、それはまた別の話。

毛利家の鉄砲放に加わり、仲間たちと武功を競った悪小次郎(イメージ)。

そんな中、小次郎は元服して諱を景政(かげまさ)と称します。

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