政府が明かさないコロナ以外の危機!東京五輪を襲う「凶悪テロ」の戦慄 (1/2ページ)
新型コロナウイルスの第3波が猛威を振るう中、日本に新たな危機が――。
「21年の東京五輪では、通常時以上にテロの脅威が高まっています。というのも、開催延期による計画変更に加え、新型コロナの感染状況によって、スケジュールもギリギリまで決められません。すると、警察や自衛隊なども事前準備が難しく、警備上の盲点が生まれやすいんです」(自衛隊関係者)
さらに、コロナウイルスの発生地として中国・武漢が名指しされたことで、アジア人をターゲットにしたテロも起こりうるという。
「海外の安全保障の専門家らが警戒しているのが、コロナ禍による不安や孤立感が、若者を過激思想へと駆り立てること。欧米ではネット授業が一般的になる中、SNSなどで過激派思想や陰謀論に影響される10代が増えています。中でも、コロナの元凶として“アジア人を殺せ”と煽る、白人至上主義の極右過激派が勢力を急拡大しています」(国際ジャーナリスト)
彼らが、自らの思想をアピールすべく、アジアで開催される東京五輪をターゲットにテロを実行する可能性も十分ありえるという。
「想像もしたくありませんが、群衆の中に車両で突っ込む、凶器を振り回すなど、個人で簡単に実行できる犯行は、いくらでもありますよ」(前同)
五輪におけるテロといえば、1972年のミュンヘン五輪で起きた「黒い九月事件」が悪名高い。
「早朝の選手村に、パレスチナのテロリスト組織『黒い九月』のメンバー8名が侵入。フェンス周囲には警備員も配備されていましたが、夜間外出した選手がこっそり帰ってきただけと思い、黙認してしまった。犯行メンバーは自動小銃や手榴弾で武装し、イスラエル選手団の宿舎へ突入。最終的に、選手、コーチら人が犠牲になりました」(全国紙海外特派員)
■不満分子の暴発こそ危険
こうした過激なテロが、東京でも起こりうるのか。国際テロ問題に精通する専門家は次のように警告する。
「世界では、パリ同時多発テロのような組織的テロは少なくなり、特定の宗教や思想に感化された、個人による犯罪テロが増えました。